「GNURadio電子工作 Vol.8 電波時計編」Kindle本出版しました。
「GNURadio電子工作 Vol. 4 FPGA SDR編」、「GNURadio電子工作 Vol. 6 格安FPGA SDR編」で製作した2種類のSDRフロントエンドの入力にアンプを追加し、40kHzまたは60kHzのJJYの信号を受信できるようにしました。オーディオ用のオペアンプをブレッドボードに実装した簡易的なものですがAM放送の帯域までを増幅できます。
GNURadioのEmbedded Python Blockを使ってJJY信号をデコードするブロックを作り、時刻を表示します。1秒ごとに1ビットのデータが送られてくるだけなのでPythonスクリプトでも余裕で処理できます。作成した電波時計はGNURadio Companionを起動せずに実行することもできます。
JJY受信用にアンプを追加した際、Windows PCのノイズに悩まされました。
ノイズの主な原因がHDMIで接続していたセカンドモニターだったので、HDMIケーブルを抜くことでとりあえずノイズを減らせました。
試しにSDRフロントエンドを「Raspberry Pi」に接続してWindows PCのHDSDRとGNURadioにデータを送るようにすると、更にノイズを減らすことができました。