「プラレールで電子工作 Vol.2 今更ですが赤外線制御編」Kindle本出版しました。


「プラレールで電子工作 Vol.1 Scratch+MaBeee+ESP32編」では、Bluetooth乾電池「MaBeee」を使って車両をコントロールしましたが、今回はArduinoを組み込んだ車両を赤外線でコントロールします。

ミニブレッドボードの幅とプラレールの車両の幅はほぼ同じです。
● ArduinoのCPU、ATmega328Pを単体で使って、
● 通信には昔ながらの赤外線受信モジュール、
● CPU と赤外線受信モジュール用に3.3VのDC-DCコンバーター、
● DCモータードライバーはシンプルにトランジスタ1つ、
こんな感じで回路全体がミニブレッドボードに収まりました。このままプラレールの車両に組み込めます。

電池アダプターだけを動力車に載せ、ブレッドボードと電池を後尾車に載せます。とりあえず中間車は省略します。

送信側は、前回リードスイッチとサーボモーターを接続したESP32に赤外線LEDも接続しました。

赤外線LED は高い位置の5×5の極小ブレッドボードに4つ実装しています。

「MaBeee」のときは、Scratch 1.4上で「”Scratch”+番号」という変数を使って車両をコントロールしましたが、今回は「”Battery”+番号」という変数を使います。「”Battery0”を100にする」ブロックを実行すると、番号0のブレッドボードを載せた車両が発車します。「” Battery0”を0にする」ブロックを実行すると停車します。

「プラレールで電子工作 Vol.1 Scratch+MaBeee+ESP32編」で用意したリードスイッチ、サーボモーターと組み合わせて、プラレールで自動運転を実現できます。

● Scratch 1.4から赤外線を使ってArduinoを載せた車両の発車・停車ができる
● Scratch 1.4からESP32に接続したサーボモーターをコントロールしてポイント切り替えができる
● ESP32に接続したリードスイッチで車両を検出してScratch 1.4に通知できる